海南市・和歌山県では今年は桜の満開の時期に合わせて週末を迎えました。どちらの桜の名所も、花見のお客様でにぎわっていたかと思います。
マキシムの立派なソメイヨシノも、土日ともに窓際のお席は取り合いな状態でした。週末もマキシムカフェは忙しくさせて頂き、お昼時間が終わった日曜、滑り込みで近所の亀池公園へ桜の花見に行って参りました。
こちら亀池は江戸時代、徳川吉宗に使えた伊沢弥惣兵衛[いざわやそべえ]が作ったため池【亀池】で、水害予防や海南市/和歌山市南部の各地の水瓶として、とっても和歌山の水事情を助けて来た亀池です。江戸に召されてからは、荒川の武蔵国の湖沼干拓と幕府財政の立直しだけでなく、灌漑・治水、そして利根川上流及び武蔵国穀倉地帯の産物を、代用水路・芝川等を活用し蔵前まで運ぶという大プロジェクトを実行し、遠く埼玉には、伊沢弥惣兵衛さんの銅像があるという海南出身の偉人です。
そんな亀池は、地元巽地区の皆様の活動と共にキレイに維持され、桜の季節には海南中の方がお花見に来るとっても素敵な公園です。そうは言っても、2019年現在はまだまだ穴場で、特に平日は、お客様も少ないため、写真を撮ったり花見をするのにはとってもオススメのスペースです。
2018年からは、中島に渡る吊り橋が補強工事を終え、再び双青閣への行き来も可能になりました。双青閣とは、大正9年に、旧紀州藩主の家柄を相続して第15代となった徳川頼倫(よりみち)が、徳川300年を記念して和歌浦東照宮の下に別荘として建てたものをこの亀池の中島に移築しております。
ただいま内部は公開されておりませんが、いつか、この建物も利活用されてお茶などが頂けるスポットとして開かれたら素敵だと思います。亀池は本当に素敵な公園で、四季折々に地元の人を中心ににぎわっている海南市の憩いの場です。
ちなみに、今回は、亀池を一周して来ました。早めに歩いても1時間くらいでしょうか?そこそこのハイキングコースになりますので、普段のオススメは駐車場から伊沢弥惣兵衛さんの石碑までで引き返し、中島の吊り橋を渡り双青閣へ。そのまま折り返し、駐車場へ。で30分程度でまわれます。
お時間や体力をみながら、亀池一周も楽しいです。より秘境感が味わえます。
ギャラリーにもいくつか写真をアップしました。よろしければご覧下さい。
亀池写真ギャラリーへ
最近のコメント